ほくろの除去について

ほくろ

mole
ほくろ

What is

ほくろとは?

ほくろとは?

ほくろとは、メラニン色素を多く含む細胞である「メラノサイト」が、皮膚の一部に集まってできた良性のできものです。
ほくろの形や大きさはさまざまで、平らなものや盛り上がったもの、黒い色や茶色のものなどがあります。
また、生まれつきあるものと、後からできるものもあります。

ほくろは、一般的に悪性化することはありませんが、まれにメラノーマと呼ばれる悪性黒色腫になることがあります。メラノーマは、皮膚がんの一種で、早期発見・早期治療が重要です。

Type

ほくろの種類

ほくろは、母斑細胞という色素細胞(メラノサイト)に似た細胞が集まったもので、生まれつきの先天性と後天性がありますが、原因は不明です。

ほくろ(母斑細胞)が皮膚のどの深さにできているかによって、境界母斑(真皮と表皮の結合部にできている)、真皮内母斑(真皮にできている)、複合母斑(境界母斑と真皮内母斑の混合)の3つの種類に分けることができ、ほくろの形状などによって主に4つの種類に分けられます。

  • Miescher母斑

    黒から茶色のドーム状に膨らんだほくろで、主に顔や頭にできやすく、年齢とともに色が薄くなって肌色に近くなることがあります。

  • Unna母斑

    黒から茶色のでこぼこと膨らんだ柔らかいほくろで、主に体幹にできやすくいほくろです。

  • Clark母斑

    黒から茶色の平らなほくろで、手のひらや足の裏も含め全身んできるほくろです。
    中央がやや濃く、外側に向かって徐々に薄くぼんやりしており、楕円形になっていることが多いです。

  • Spitz母斑

    赤から黒色のほくろで、若い人にできやすい傾向があり形やサイズもいろいろです。
    手のひらや足の裏も含め全身んできるほくろです。稀に急に大きくなることがあり、悪性のメラノーマと似ていることがあるので注意が必要です。

Disease

ほくろと似た皮膚疾患は?

ほくろと間違いやすい疾患としては、
以下のようなものが挙げられます。

  • イボ

    イボは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によってできる良性のできものです。
    ほくろと比べて、表面が硬く、角質化した盛り上がりが特徴です。

  • 脂漏性角化症

    脂漏性角化症は、表皮の角化細胞が増殖してできる良性のできものです。
    ほくろと比べて、表面がざらざらしており、茶色や黒色、黄色など、さまざまな色をしています。

  • 扁平母斑

    扁平母斑は、メラニン色素を多く含む細胞である「メラノサイト」が表皮の浅い部分に集まってできた良性のできものです。
    ほくろと比べて、小さく、平らで、黒っぽい色をしています。

  • メラノーマ

    メラノーマは、通常6mm以上の大きさになり、大きくなるペースが速く形が不規則であることが多いです。
    色も不均一であることが多く境界が不鮮明であることが多いのが特徴です。

Removal

ほくろを保険適用で
除去出来る場合

ほくろの除去は、基本的には自由診療となります。
ただし、以下の場合に限り、保険診療で除去することができます。

悪性腫瘍の疑いが
ある場合

悪性腫瘍の疑いがある場合は、メラノーマなどの皮膚がんの可能性があり、早期発見・早期治療が重要です。
そのため、保険診療で除去することができます。

日常生活に支障を
きたす場合

日常生活に支障をきたす場合は、例えば、ほくろが衣服やアクセサリーに引っかかって痛い、ほくろが目の前にあって視界が遮られるなどの場合です。
これらの場合は、保険診療で除去することができます。

Treatment

良性のほくろ除去の
治療方法について

ほくろを除去する治療方法には、
以下のようにいくつかの方法があります。

  • 切除術

    切除術は、ほくろを根元から切除する方法です。
    ほくろの大きさや形状によって、局所麻酔や全身麻酔を用います。
    切除した部分は縫合します。

  • 電気焼灼術

    電気焼灼術は、高周波の電流を使ってほくろを焼灼する方法です。
    電気メスの先端から高周波の電流を流し、ほくろに触れると、ほくろの組織が熱によって焼灼されます。
    局所麻酔で行うことができます。
    焼灼した部分はかさぶたになり、自然に剥がれます。

  • ほくろレーザー治療

    レーザー治療は、レーザー光線を使ってほくろを除去する方法です。
    局所麻酔で行うことができます。
    レーザー光線でほくろを蒸散させるため、切開や縫合の必要がありません。
    比較的短時間で治療を終えることができます。
    また、傷跡が残りにくいというメリットもあります。

  • 液体窒素による
    凍結療法

    液体窒素による凍結療法は、液体窒素を使ってほくろを凍結する方法です。
    局所麻酔で行うことができます。
    液体窒素でほくろを凍結させ、壊死させた後、自然に剥がれ落ちるのを待ちます。

  • 外用薬による治療

    外用薬による治療は、ほくろの表面を薬で溶かして除去する方法です。
    局所麻酔は不要です。
    ただし、治療期間が長くなる可能性があるというデメリットがあります。

ほくろがチャーミングポイントと言われることもありますが、ほくろができた場所や大きさなどによって、コンプレックスとして悩まれているかたも多くいらっしゃいます。

保険適用ができないほくろの除去でも、自費診療で除去することができますので、ほくろでお悩みでしたら、大阪梅田皮フ科スキンクリニックにご相談下さい。

大阪梅田皮フ科スキンクリニックでは、電気メスを用いた電気分解法によるほくろ除去・イボ取りは、電気メスの熱を用いてほくろやイボの組織を浅く削り取ります。
同時に止血しているので出血の心配はありません。

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