What is
アレルギー疾患とは?
アレルギー疾患とは、「気管支ぜん息」「アトピー性皮膚炎」「アレルギー性鼻炎」「花粉症」「食物アレルギー」「アレルギー性結膜炎」の6疾患のことをさします。
国民の約2人に1人がアレルギー疾患を有しているといわれており、年々増加傾向にあります。
アレルギー疾患は突然症状が悪化したり、繰り返したりする場合もあり、学校や職場などのあらゆる場面で影響を及ぼします。
アレルギーについて正しい知識をもち、適切な治療や予防をすることが大切です。
アレルギー
allergyWhat is
アレルギー疾患とは、「気管支ぜん息」「アトピー性皮膚炎」「アレルギー性鼻炎」「花粉症」「食物アレルギー」「アレルギー性結膜炎」の6疾患のことをさします。
国民の約2人に1人がアレルギー疾患を有しているといわれており、年々増加傾向にあります。
アレルギー疾患は突然症状が悪化したり、繰り返したりする場合もあり、学校や職場などのあらゆる場面で影響を及ぼします。
アレルギーについて正しい知識をもち、適切な治療や予防をすることが大切です。
Dermatitis
接触性皮膚炎(接触皮膚炎)は、皮膚に何らかの物質が触れたことが原因で刺激となり、アレルギー反応となって炎症をおこす症状のことをいいます。
主に日常生活で接することの多い化粧品や香水、ヘアケア用品、日焼け止めや、指輪、ピアス、腕時計などの金属製品、衣類や洗剤、動植物など、身の回りにあるほとんどの物質が接触性皮膚炎の原因になりえるといえます。
接触皮膚炎は、日常生活で接することの多い物質のほとんどが原因になりえます。
なんらかの物質が皮膚に触れることで炎症を引き起こします。
接触皮膚炎は、「刺激性接触皮膚炎」と「アレルギー性接触皮膚炎」に分けられます。
刺激性接触皮膚炎は、灯油などの強酸や強アルカリなどの化学物質などが原因となり、刺激物に繰り返し触れることで徐々に症状がおこることがあります。
石鹸やシャンプーなど、最初は問題なく使えたものでも、毎日使うことで徐々に刺激となり、炎症をひきおこすこともあります。
原因となる物質が触れた場所に以下の症状が現れた場合、接触性皮膚炎である可能性があります。
湿疹とは外因的・または内因的な原因により皮膚に炎症が起きる疾患を指し、赤み、かゆみ、水ぶくれなどの症状が現れます。
アレルゲンや摩擦や乾燥といった物理的刺激、薬品・化粧品などの科学的刺激など様々な原因から引き起こされ、アトピー体質の方や皮膚機能の弱い方にも多くみられます。
金属アレルギーは、金属と皮膚が接触することによって生じるアレルギー制の接触皮膚炎です。
金属製品のアクセサリーをつけると肌がかゆくなったり、発疹がでたり、皮膚がただれたりするなどの症状があります。
汗で金属が溶けるとイオン化し、金属イオンが皮膚のタンパク質と結合することで、体が異物とみなしてアレルギー反応をおこすのが主な原因です。
とくにピアスでよく発症します。
Hay fever
花粉は、目や鼻の症状だけでなく、皮膚に接触することで顔や首に炎症を引き起こす場合があり、「花粉皮膚炎」とよばれています。
また、いわゆる花粉症である鼻水や目のかゆみなどの症状がない方でも、花粉皮膚炎の症状が出る場合があります。
日本では春のスギ花粉や夏のイネ科花粉、秋のブタクサ花粉など、一年中なんらかの花粉が飛散していますが、中でもスギ花粉は飛散量が多く、皮膚への影響が大きい傾向があります。
花粉が皮膚炎を引き起こす原因は、皮膚のバリア機能が深く関係しています。
皮膚のもっとも外側にある角層にはバリア機能が備わっており、肌のうるおいが逃げないように守ったり、外部からの刺激から体を守る役割があります。
しかし、肌の乾燥などが原因で皮膚のバリア機能が低下してしまい、外部からの刺激に敏感になります。
またスギ花粉のシーズンである2月から4月ごろは肌が乾燥しやすく、バリア機能がより一層低下している季節です。
結果、肌に花粉が付着すると免疫システムが働くことでアレルギー反応が生じ、接触した場所に花粉皮膚炎を引き起こします。
花粉皮膚炎は、顔や首回りなどの肌を露出している部分に症状が出やすくなっています。
Allergic rhinitis
アレルギー性鼻炎には大きく2種類あり、1年を通してダニやほこりなどが原因で症状が現れる「通年性アレルギー性鼻炎」と、花粉が原因で花粉が飛散している時期に症状が現れる「季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)」があります。
通常、人は鼻で息をするので、鼻づまりによって通常通りの呼吸ができなくなります。
鼻炎によって口呼吸になると、乾燥した空気がそのまま体内に入ってしまうため、感染症のリスクが高まります。
アレルギー性鼻炎の原因は、花粉やダニ、ほこり、かびなどに対する抗原抗体反応にあります。
アレルゲンが鼻の粘膜に付着すると、抗体が作られます。
抗体ができることで、再びアレルゲンが侵入するとアレルギー誘発物質が放出され、鼻炎を引き起こします。
花粉皮膚炎は、顔や首回りなどの肌を露出している部分に症状が出やすくなっています。
Why?
アレルギーは、遺伝的な要因と環境的な要因の両方が関与すると考えられています。遺伝的にアレルギー体質の人が、環境的な要因(アレルゲンの曝露など)によってアレルギーを発症すると考えられています。
近年、大人になってアレルギーを発症する人は増えています。その原因として、以下のことが考えられます。
Examination
大阪梅田皮フ科スキンクリニックでは、血液検査を取り入れています。
アレルギーの原因を調べて治療にあたることで、早期改善が期待できます。
血液検査は目的によって検査が異なります。血液検査には以下の検査があります。
パッチテストでは、かぶれなどの遅延型アレルギーの原因を調べることができます。
肌にシールを張って3~4日後に紅斑がでるかどうかで検査します。
※現在、当院では実施しておりません。
timing
アレルギーの症状がある場合は、適切な治療を行うために、早めにアレルギー検査を受けることをおすすめします。
また、アレルギーの原因を特定することで、原因物質を避けたり、適切な治療法を選択したりすることができます。
大阪梅田皮フ科スキンクリニックに気軽にご相談ください。
アレルギー検査を受けるタイミングは、以下のとおりです。
アレルギーの治療法には、以下のようなものがあります。アレルギーの症状が重い場合は、原因物質の回避と薬物療法の組み合わせで治療します。また、免疫療法は、アレルギーの根治を目指す治療で、舌下免疫療法などがあります。